「思い」を現実化する方法

先日ALCHEMY TOKYOに行ってきました。

ALCHEMY(アルケミー・バリ)は、インドネシアのバリ島・ウブドに本店のあるプラントベースにこだわったヴィーガンレストラン。

本店ではレストランだけではなく、ヨガクラスやヴィーガン料理を学ぶ講座、ホリスティックトリートメントを受けられるサロンなどで構成され、ヘルシーでサステナブルな取り組みが目を惹きますが、東京店にもそれは引き継がれています。

この辺りのブランドのことは別でまとめることにして…、今回は清水美由紀さんというフォトグラファーのお話をしたいと思います。

この日は、@uri_photoこと、フォトグラファーの清水美由紀さんがバリでの親子ステイを終えて帰国しており、その濃密な体験のシェア会が、ALCHEMY TOKYOで開催されたのでした。

以前会社勤めしていたころからすっかり変わった街並みに驚きつつ、できたばかりの「麻布台ヒルズ」も見物しながら、ALCHEMYを目指しました。


清水美由紀さんのこと


清水美由紀さんはフォトグラファーとして活躍されていて、書籍やさまざまな媒体の連載などでその素敵な写真を目にしたことがあるかもしれません。

でも、エッセイも寄稿していたり、プロダクトを作ったりと、もうフォトグラファーという肩書には収まらない感じ。趣味も多くて、スキンダイビングや空中ブランコなど、新しいことにいつもチャレンジしている様子に、周りのみんなが元気をもらっているような気がします。

instagramを中心に発信されていますが、美しい写真にうっとりしつつも私の目がいつもとまるのは、娘さんとの親子ふたり旅の記録。ファインダー越しに娘の成長を見守る母の眼差しも時折感じ、ほんとうに心にじーんとくる写真たちが多いんです。

彼女は、長野・松本に拠点を置きながらも、今日は東京、明日は葉山、明後日はシンガポール、というまさにグローブトロッターなのですが、それを娘さんとともにやっているというのがすごく新しくって。

この話を気いいて、母たちが気になるのは
「で、学校は?」ということでは?


今の時代の子どもの学びを考えたときに


私も同じ質問をした覚えがあります。
でもね、今の時代の「学び」とはなにか、ということを考えることにつながりました。

正直、小学校での学びについて「これでよいのか?!」というもやもやとした思いがあります。

授業参観に行って思ったのは、私の時と何も変わってない…ということ。

たぶん教育関係者もなんとかしようと試行錯誤しているし、ゆっくりと変わりつつはある、のかもしれない。
けど、一般の人が気づくほどには何も変わっていないという事実があると思います。

自分も子育てをしていて「どっちの経験を優先すべきか」と思うときがよくあります。

「学校を休む」ということが、私たち親世代には選択肢としてあまりなかったように思うけど、この時代、「学校を休んでも、今やったほうがいい体験」も多くあるような気がします。

なので、美由紀ちゃんがたくさんの場所に娘さんを連れてっているのがとても羨ましいなと素直に思います。私も次は海外に子どもたちを連れていって、たくさんの体験をさせようと。

でも、美由紀ちゃんがすごいのは、国内でも滞在先の学校のプログラムに参加させていたり、海外でもスクールに入る手はずを整えていたりすること。

大人の観光や行きたい場所に連れ回すのではなく、子どもが学校で育めるとよいだろう「同世代の友達との関係作り」だったり、「大人数でないとできない体験」だったり、「子どもだけの時間」だったり、そういうことを旅先でもちゃんと大切にして、確保してるってことなんです。

へー!そんな方法があるんだ!と、いつも話を聞いて驚くし、周りの人たちも「いったいどうやってそんなこと見つけるの?!」ときっと特別な方法があるに違いないと尋ねるんだけど、彼女はいたってふつうで、「そのキーワードで検索してみたら出てきたよ」と、いたって平然としてたりする。

でもそんな素敵なマインドも、あるときの思い切った一歩からだったと聞き、また勇気がもらえるわけなんですけど。

「思い」は成仏させよ。
そのための「素敵な他人」の必要性

思いついたことを現実化させるって、エネルギーがいる。
でも、思いついたことを現実化しきると、エネルギーが生まれる。

これは私の体験から思うことです。

たぶんこれって、思いついてしまった「思い」を、言葉は変だけど、「成仏」させてあげないと、いつまでも地縛霊のようにウロウロとそこにいて、自分の気を散らせ続けるのだと感じます。

もっと言えば、「思いついたことを現実化させる」ということが、この世界で「生きる」ということなのかなとも、思ったりして。

だから、現実化させるときの「よっこいしょ」はなくならないかもしれない。いや、なくさなくてもいい。

その「あー、私よっこいしょしているなぁ」というプロセスをわかって楽しんで、成仏させられる人になりたいなと思うわけです。

それには、お尻をひょいとあげてくれるような、勇気や元気を授けてくれる素敵な他人のそばにいて、触れ合い、刺激を受けていくことが必要だと感じます。

私にとって美由紀ちゃんは、そのありがたい素敵な他人たちのうちのひとりです。


「価値」は、幸せにする人の数が多いほど高くなる

美由紀ちゃんは、私のブランディングのクライアントでもあるのですが、彼女が地でやっている「旅するのなかでの子育て、学び、暮らし」、とくに「大人と子どもがそれぞれに学びながら旅をするというスタイル」は、ほんとうにこれからの新しいスタンダードになっていくのではないか、そうなってほしいという希望を抱きました。

でも、当初彼女は自分にとって当たり前すぎて、その価値に気づいていませんでした。

世の中の多くの人に勇気や元気を与えると私は確信して、フォトグラファーという仕事を超え、それを発信する人になるといい!と、そのようなアドバイスをさせていただいたとき、彼女はすごく驚いていた(笑)。

人もブランドも、その「価値」は、幸せにする人の数が多いほど高くなる。
これはほんとうに事実だと思います。


さて、フォトグラファー清水美由紀が、今後どんな形に進化して私たちにさらに元気をくれるのか、連れていってくれる先の世界はどんなものなのか、とても楽しみです。

美由紀ちゃんの写真、ほんとうに素敵です。そして、言葉も。
多くの人を惹きつける理由がわかると思います。
彼女のInstagramnote、ぜひご覧になってみてくださいね。

そして、あなたも美由紀ちゃんのように、自分にしかない価値を当たり前だと思って気づいていないかもしれません。
自分にしかない価値をこの世の中で現実化させるために必要な「言葉とビジュアル」を見つけたいと思った方は、megropressのブランディングの講座についてもぜひご覧くださいね。

前へ
前へ

ブランディングとマーケティング、どちらを先に取り組むべき?

次へ
次へ

Brand is fluid:ブランドは日々変わる流動体